Part4.「巡る星々に…」


いよいよ佳境にさしかかる。まずは白紙のチャート…「天宮図」を見てもらおう。



最近では専用の用紙も売られているらしいが、とりあえずwebでの説明用に「手書き」してみた。

。MCが「天頂」…真南の方角、ICは「天底」…自分の足の下、を表し、更にASCは「上昇点」

…東の地平線であり、DESは「下降点」…西の地平線である。ASCから左回りに、天を

12に区切る。区切られた一つ一つを「宮」〈House)という。つまり「天の赤道」を30度ずつ

12に区切った訳で、この区切り…境界線を「カスプ」と呼ぶ。「カスプ」自体がその宮に属して

いる。つまり例えば「第1宮のカスプ」といえば「ASC…上昇点」を指す。この「カスプ」の上に

各々「何座」が配置されているか…を示したものが「座宮表」であるが、さて…
「座宮表」とは、

こんなものである。

なんでこう微妙に等間隔からズレているかというと、それは地球の地軸が傾いている(つまり、

「見かけの」太陽軌道…「黄道」が傾いている)ことと、そして地球が楕円軌道を描いているから…

である。前置きはこのぐらいにして…先回説明したように、出生日時から換算した「恒星時」でこの

「座宮表」を検索する。該当する時刻が見つかったら、そこに記された星座と角度を

「第10宮のカスプ…天頂」から順番に転記していく。ここで、「第1宮のカスプ…上昇点」

は重要なので、度以下分の単位まで記載してある。第3宮まで書きこんだら、

「天底」から先は直反対に記された星座と角度を各々180度ずらしたものを書きこんで行く。



…と、書きかけた所で。いってみれば肝心のところを見事に素ッ飛ばして(省略して)ここまで

書いてきた事に気付いた。所謂「
××座」…と呼ばれる、正式名称「黄道12星座」なるものの説明

を(そのシンボルマークの説明含め)全然丸っきりしてきていない。何か今やあまりにも安易に

××座の生まれ」とかいうもんで、それにどんな意味があるのか、説明するのを忘れて来ている。

ここでちょっと立ち止まり、これまたラフだがそのへんの説明をしとこう。

(このへんの「説明」って…結構煩雑なのよ。内容整理するまで、しばしお待ちを)

「以下次号」。