コラム(小事争論)

タイトル:「身近な“閉ざされた学校”」
作成日:1998年4月20日
 最近、学校の隠ぺい体質の問題がよく挙がってきている。

 私の出身したある学校でも、最近になって、私たち卒業生に対しても閉ざされるようになってきた。まず、昨年度が始まるころあたりから、教育実習のお礼のあいさつのためにその学校へ行くためでも、事務室で氏名・会いたい方の氏名・出入り時刻を書かされたあとでしか校内に入ることができなかった。

 今年度に入ってから進路報告をするためにその学校へ行くと、さらにそれがエスカレートし、従来は職員室で先生方と会っていたのが、事務の方によって応接室へ連れられ、そこへ先生方が来られて、会う方式に変わってしまった。

 これでは、私が卒業した学校なのに、顔を知られている恩師との対面に「プライバシーの配慮」以上とも言える制限を掛けられるのは、いかがなものだろうか。ちなみに、それ以前に卒業した学校では、そのようなことは一切なかった。

 以前は、学校が今よりも開かれていたのに……

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