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内科・小児科・循環器内科・外科

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〒467-0064 名古屋市瑞穂区弥富通3-18

新型コロナウイルスへの取り組み

まだまだ新型コロナが終息する兆しが見えてこない状況です。蔓延を防ぐ手段、2次感染を防ぐ手段として、当院でもできるだけのことはやっているつもりですが、確かにまだ完璧とまでは言えない状況です。このページでは、当院の感染防御の現状とポリシーについて、少しご紹介させていただきます。

新型コロナワクチンについては ー> こちらのページ

環境について

<発熱・風邪症状者の分離>

熱がある方、風邪症状がある方、味覚嗅覚異常のある方、新型コロナの濃厚接触者の方など、新型コロナウイルス感染に関して何らかのリスクがある方は、なるべく付き添いの方と一緒にお越し頂き、院内に入らずに屋外から受付(836-1077)に電話をして頂きます。屋外テント(または自分の車)の中でお待ち頂き、院長がそちらまで出向いて、診察・検査などを行います。場合によっては、午後診の前や翌朝午前診の前に来て頂いて、時間外に診察検査を行うこともあります。ただ、10歳未満の小さなお子さんとか、1週間以内に全く発熱の無い風邪気味の方など、状況によっては奥の隔離室(点滴室)で待って頂くかもしれません。

<手指の消毒>

待合室に、赤外線式アルコール噴霧器が置いてあります。クリニックに入ったら、まずこれで手指を消毒して頂きます。付き添いの方も必ず手指消毒を行って下さい。手が荒れやすい方のために、受付横にはジェルタイプのものも置いてあります。なお、アルコールでかぶれる方は、他の消毒液もありますので受付で申し出て下さい。

<待合室のソーシャルディスタンス>

発熱・風邪などの患者さんは分離していますので、待合室で待っている方は、慢性疾患で通院中の方や、風邪以外の症状で来院された方、健診や予防接種などで来院された方、ということになります。なお、院内では必ずマスク着用をお願いします。
本来は、さらに座席を一つ置きにするなど考えないといけないのかもしれませんが、高齢者の付き添いの方や子供連れの方など難しい状況もありますので、とりあえずフリーにしてあります。ただ、なるべく他の患者さんと離れて座って下さい。状況によっては、受付から声をおかけすることがあるかもしれません。

<隔離(点滴)室について>

クリニックの奥の部屋には多目的ベッド(主として点滴用)が4つありますが、ビニールシートスクリーンで全部仕切りを行い、隔離待機に使えるようにしました。点滴を行うベッドは、少し離れたものを使うようにしていますし、処置室もベッドも点滴に使うことは可能です。

<事務職員の感染対策>

受付のところには、飛沫・エアロゾル感染を防ぐためにビニールシートスクリーンが張ってあり、受け渡しはその下から行っています。お金の受け渡しはなるべくトレイを使うように言ってありますが、実際には薬や保険証・診察券など他にもお渡ししないといけないものがいろいろあります。ですので、基本的には、応対が完了したら必ずその都度、自分の手指を消毒することで対応しています。

<採血・処置室の感染対策>

採血テーブルの上に、ビニールシートスクリーンが張ってあります。患者さんは、ビニールシートごしに手を出して頂いて、採血する形となります。簡単な処置も同じテーブルで行い、テーブルは終了後にアルコールで拭いています。心電図など横になって行う検査・処置に関しては、カーテンを閉めることができるベッドで行っています。

設備について

当クリニックの内部は、大きく4つのブロック(待合室処置室診察室隔離室(点滴室))に分かれています。

<換気>

待合室と隔離室(点滴室)は窓を少し開けた状態にし、天井の屋外排気換気扇を回してあります。処置室と診察室は、窓を開けると外から見えてしまいますので、窓は閉めてありますが、両室とも天井にフィルター付き熱交換式換気扇が取り付けてあるので、屋外からの吸気排気が同時に出来ています。ただ、フィルターは高性能HEPAフィルターではなく、普通のフィルターです。

<空間除菌>

空気循環式紫外線殺菌装置(エアーリアコンパクトFZST15201GL15/16)が、全部で5台(待合室2・処置室1・診察室1・点滴隔離室1)置いてあります。通常殺菌処理能力からみると2倍ぐらいの数が置いてあるはずですので、比較的面積の小さい診察室では、かなり有効ではないかと思っています。ただ、窓を開けて換気しているエリアは、屋外との換気の方が意味が大きいのかもしれません。

<清掃>

毎朝職員が、床は掃除機をかけ、椅子・テーブル・受付などは雑巾がけを行っています。申し分けありませんが、子供の遊び道具などはすべて撤去させていただきました。海水魚の水槽も、ちゃんと拭いてありますので大丈夫です。

診察・検査について

患者さん(および介護者や家族)は、発熱・風邪症状などのあるリスク患者、慢性疾患で通院や健康診断などの普通患者、その中間のグレー患者に分けて対応しています。発熱は、大人は37.5℃以上、子供は38.0℃以上を基準に考えています。基本的に、エアロゾル感染・接触感染が起こらないように気を配っているつもりです。

<リスク患者>

屋外テント(または自分の車)の中で待って頂きます。院長は、マスク・フェイスシールド・(場合によって手袋)を付けて、診察道具を持参してそちらまで診察に行きます。最初に患者さんがマスクをしていることを確認し、患者さんと付添者の手指をアルコール消毒し、それから状況のお話を聞きます。新型コロナやインフルエンザの検査が必要と判断すれば、検査の説明プリントと道具をお渡しし、検体は看護師が取りに来ます。会計や薬は、付き添いの方だけ院内に入って行なって頂きます。定期通院している方は、会計は次回にということもあります。

<普通患者>

待合室で待って頂き、従来と同じように院内放送でお呼びし、診察室に入って頂きます。(当院には中待合はありません)院長・看護師が、マスクをしていて、患者さん毎に毎回自分の手指の消毒していること以外、いつもと変わりありません。

<グレー患者>

これが一番難しい問題で、「鼻水が出てちょっとのどが痛いだけで、熱は無くて元気」とか、「いつもの患者さんの血圧を測っていたら、そういえば最近咳が出ると言い出した場合」など、ケースバイケースで診察室で診ざるを得ないことも多いです。ただ、のどを診るときは、なるべくフェイスシールドを使っていますし、溶連菌感染症・化膿性扁桃炎などを疑う場合以外は、なるべく喉を診ないようにしています。グレー患者さんを診察した場合は、済んだら看護師さんが机と椅子をアルコールで消毒しています。

<小児患者>

小さいお子さんも問題です。当院に受診するお子さんはほとんどが風邪です。ただ、10歳未満の新型コロナ患者は全陽性者数の2%ともともと数が少なく、しかも7〜8割は家族内感染ですので、経路不明感染はゼロではないものの極めてまれです。ですから、待合室ではなく奥の隔離室(点滴室)で待って頂き、家族に発熱者がいないかどうか、幼稚園でクラスターが発生していないかどうかを確認したら、通常診察としています。ただこれも、兄弟そろって風邪ひいているなどという返事はよくありますので難しいですが、いずれにしても、子供からと言うより付添者の親からの感染を防御することの方が、大切ではないかと考えています。
小児を診察した場合もやはり、済んだら看護師さんが机と椅子をアルコールで消毒しています。ただ、今後インフルエンザが流行してきたら、また方針を変更するかもしれません。10歳以上の発熱患者は、原則的に屋外テントで診察します。

<予防接種患者>

さらに、小さい子供の予防接種も問題です、予防接種ですので、熱が無くて風邪は引いていないはずですが、注射で泣いたら、1〜2歳児はマスクもしていませんし、エアロゾルは飛びまくりです。カラオケで大声で歌うのと同じですので、もしその子が無症状感染者だったら、目も当てられないことになります。かといって、屋外テントで注射するわけにも行きませんし、確率は極めて低いので、結局、家族・保育園の状況を聞いたら、従来通りに診察室で予防接種を行っています。ただ、ひどく泣いた場合には、次の患者さんまで2〜3分空けるようにしています。

最後に

こうやってみると、何だかかえって皆さんの不安を増やしているのかもしれませんね。ただ、いろいろなケースがあって、机の上で考える通りには行かないというのが現状です。
危ない患者は診ないようにして全部断り、疑わしい患者も全部よそに回せば、当院でのリスクは減るのかもしれません。しかし、皆さんも、いつ熱が出るか分かりませんし、いつ風邪ひくかもわかりません。

小さいお子さんのご両親は、クリニックに行くとうちの子が新型コロナを拾って来やしないかと心配されますが、現状ではきわめて稀だろうとしか言いようがありません。ただ、大声でしゃべったり泣き叫んだり、マスクも無かったり適当だったりするお子さんが、新型コロナのごく軽症か無症状の感染者だった場合、周囲への感染波及リスクはきわめて高いということは、常に考慮しておかなければならないと考えています。

私自身も還暦を過ぎ、新型コロナに感染したら重症化しやすいグループに入っています。ただ、第一線の小さな医療機関として、できる範囲のことはなるべくやってあげたいという気持ちで毎日仕事をしています。そのため、出来るだけの感染防御を行って、皆さん(と私)の不安が少しでも減るような形を作ってゆきたいと考えています。ご意見がありましたが、診察の時にでも言って頂ければ幸いです。