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クリニックに咲いている草花 (初夏〜秋、1ページ) |
◆ ペチュニア | |
4月から11月までずっと咲き続けるとても便利な花です。ある程度大きくなったら、切り戻します。そうしないとべろんと伸びきってしまい、それから切り戻しても、形を整えるのは難しくなります。きれいに花が咲いているときに、咲いている部分を全部切り取るわけですから、かなり勇気がいります。 花に直接水をかけると花が痛んでしまうので、花にかからないように根元だけに水をやるようにします。雨にあたっても同じことなので、当院では日当たりのよい軒下を中心に植えています。 最近は、サフィニア・クリーピアなど、ほふく性のある改良品種が売られていますが、元の品種はこれです。 |
◆ テルスター | |
四季咲きで矮性のなでしこで、セキチクとヒゲナデシコの一代交配雑種(F1)です。 テルスターは矮性種なのであまり大きくはなりませんが、生育が盛んで1年中咲いています。どんどん大きくなるので、この植木鉢でも完全にオーバーフローしています。 茎がやや固いので、花ガラ摘みが面倒です。 |
◆ ミリオンベル | |
ペチュニアの一種と言われ、今でもペチュニアと呼ばれていることがありますが、実際にはカリブラコアと呼ばれる別の花です。 これを、サントリーが品種改良してミリオンベルという名前で売っていますが、スーパーベルなど他のメーカーのものもあります。 ペチュニアと同様にナス科なので、連作障害が起きます。同じ土に毎年植えていると、原因不明で枯れてしまうので、注意が必要です。 |
◆ エンジェルス・イアリング | |
フクシア(ホクシャともいいます)の一種を、サントリーが品種改良したものです。<天使の耳輪>というネーミングがいいですね。 細長くて真っ赤なつぼみがぱっくりと割れて(これはきっとガクでしょう)、中からオシベとあざやかな紫色の部分(きっと花でしょう)が出てきます。 夏はかなり苦手で、大きな株は枯れてしまうことも多いです。いつも、挿し木で小さな株に作り変えて、夏を越しています。 |
◆ アブチロン・チロリアンランプ 最初は赤いホオズキのような形で、次に下から黄色の部分が出てきて、最後にこげ茶色の部分が出てきます。 色のバランスが印象的ですが、この時間差攻撃で出てくるところがおもしろいですね。 亜熱帯性の樹木で、一応冬越しはできるんですが、だんだん大きくなって、植木鉢で育てきれなくなってしまうのが残念です。 |
◆ カンパニュラ・アルペンブル− 夏はやはり、こういう涼しげな花がいいですね。 一応カンパニュラですから、フウリンソウとかベルフラワーと呼ばれる草花と同じ種類ですが、花の形は全然ベル状にはなっていません。 夏中咲いていますが、花ガラを摘んでおかないと花が減ってしまうので、手入れが必要です。 宿根草なので冬越しができますし、こぼれ種でも増えて行きます。 |
◆ ベゴニア・センパフローレンス いわゆる普通のベゴニアですね。木立性のベゴニアはいろいろ難しいことがありますが、センパフローレンスはほっておいても初夏から秋まで、ずっと咲き続けます。まあ、夏の花壇のメインの花ですね。 冬になると枯れてしまったかのようになりますが、春になると再び葉が出てくるを見ると、生命力の強さを感じさせられます。 |
◆ ハイドランジア (セイヨウアジサイ) ハイドランジアは、日本原産のアジサイを欧米で品種改良したもので、アジサイよりも花(もちろんガクです)が大きくカラフルな感じです。 アジサイの清楚な感じと、ハイドランジアの明るい感じのどちらがいいかは意見が分かれるところです。個人的には、庭に地植えにするのならアジサイ、植木鉢に植えてベランダに置くのならハイドランジアがいいかなと思っています。 |
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