Q、数年前からスギ花粉症で困っています。
少し早めにお薬をのむといいと聞いたのですが、どういったことか教えて下さい。

A、花粉症に対して、花粉飛散の1〜2週間前から抗アレルギー剤を内服すること(飛散前内服)によって本格飛散の時期にも比較的楽に過ごすことが出来るようになってきています。
花粉症を起こす植物は有名なスギの他に現在では40種類以上が知られており、血液検査で診断し、内服期間の決定に役立てます。
御質問の方はスギの花粉症とのことですので1月末頃から3月末頃まで抗アレルギー剤を内服することをお勧めします。
天候によって花粉の飛散開始日は前後しますから少し早めにお薬をのみ始めると良いでしょう。
この他に東海地方で多いヒノキや、カモガヤなどの花粉にもアレルギーのあるかたはもう少し長くお薬を続ける必要があります。
本格飛散の時期には抗ヒスタミン剤、ステロイド剤の内服や、鼻のさし薬なども併用して治療します。
また、不規則な生活や、過労をさけ、新聞やテレビなどの花粉情報にも注意して下さい。

花粉症では飛散前内服が有効ですので、早めにお近くの専門医にご相談下さい。