JRの車両形式(カタカナ)の読み方

ここでは私たちが乗客として乗ることのできる車両 (に連結されている列車)のみを扱っています。
また、新幹線JR四国がJR化後に導入した車両は ここで説明するパターンにはあてはまりません。


1.電車・気動車

 電車や気動車の車両の型式は、次のようにつけられています。

         □★***−**

(***には数字が入りますが、ここでの説明は省きます。)
には車両の機能を表す記号・ には車両の設備を表す記号が入ります。
また、この は必ずしも1文字とはかぎりません。
JR東日本の車両には の後ろに のつくものがあります。
この は、その車両が JR東日本 のものであることを示します

車両の機能を表す記号

電車
ク :運転台のある電車(走行用モーターはない) 「制御車」
モ :走行用モーターのある電車         「中間電動車」
サ :走行用モーターも運転台もない電車     「付随車」
 「ク」と「モ」は組み合わせて使われることがあります。
クモ:運転台も走行用モーターもある車両     「制御電動車」
気動車
キ ;走行用エンジンをもつ気動車
 気動車はほとんど全てが「キ」ですが、一部に次のような車両もあります。
キク:走行用エンジンをもたないが運転台のある気動車
キサ:走行用エンジンも運転台もない気動車

車両の設備を表す記号

電車・気動車共通
ハ :普通車
ロ :グリーン車
シ :食堂車
テ :展望車
ハネ:B寝台車
ロネ:A寝台車
1つの車両の中に普通車とグリーン車の両方の機能をもつ車両には 「ロハ」という記号が使われます。

同様に1つの車両の中にB寝台車とA寝台車の両方の機能をもつ車両は 「ロハネ」となります。

2.客車

客車の型式は、次のようにつけられています。

        △★フ** **

(**には数字が入りますが、ここでの説明は省きます。)
には車両の重さを表す記号・ には車両の設備を表す記号が入ります。
はない車両もあります。

車両の重さを表す記号

ナ :27.5t以上32.5t未満
オ :32.5t以上37.5t未満
ス :37.5t以上42.5t未満
マ :42.5t以上47.5t未満
カ :47.5t以上

この重さは乗客が乗った状態の重さです。

車両の設備を表す記号

ハ :普通車
ロ :グリーン車
テ :展望車
ハネ:B寝台車
ロネ:A寝台車
シ :食堂車

ここまでは電車・気動車と同じですが、客車にはさらに次の4つがあります。
ニ :荷物車
ヤ :電源車など
エ :救援車


さいごに、

フ :車掌室のある車両    「緩急車」
もちろん車掌室のない車両には「フ」はつきません。このばあい、
        △★** **
となります。

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