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挿し芽のやり方 (続き)


前のページで、平成12年5月16日に挿し芽を行った結果の報告です。ちょっと遅れてしまって、15日後の様子です。スペアミント11ポット、クリーピア3ポット、花手毬10ポット、すべて成功でした。
                                                   (平成12年5月31日)





スペアミントが一番根が出ていました。ポットの下から2週間であふれるぐらいに根が出ています。今回挿し芽をした3種類の中では、一番生育が速かったですね。ここまで根が出ていれば、もう植木鉢に植え替えても大丈夫でしょう。

ここまでくれば、薄めの液体肥料(1000倍ぐらい)をやってもOKです。ただし、ミントのたぐいは雑草のようなもので、肥料なんかやらなくてもどんどん大きくなります。

もう少し大きくなって15cmぐらいになったら、下の方の葉の根元からわき芽がちゃんと出てきていることを確認して、一番上の部分を切り落とします。

せっかく大きくなったのに切ってしまうのは勇気がいりますが、それをしないとひょろっとまっすぐのびてしまって、こんもりした感じになりません。






クリーピアは、左側は明らかに根が出ていますが、右側はよく見るとちょっと出ているというぐらいです。クリーピアは、ミント類やバーベナ類(花手毬、タピアン、バーベナ)よりも、多少根が出てくるのが遅いようです。

また、クリーピアはペチュニアの品種改良版ですので(サフィニアもそうです)葉が全体に柔らかく、暑くなるとすぐしおれてしまって、挿し芽の管理が多少難しいかもしれません。まず、最初に挿し芽を作るときに、十分に水揚げをしてから挿しましょう。

根が出た後は生育が速いので、早く切り戻さないと形が乱れてしまいます。左の写真の状態なら、もう切り戻してもいいかもしれません。

つぼみが出来たら早く切り落としましょう。つぼみにエネルギーを吸い取られてしまいます。






ちょっと写真がよくないのですが、一応、花手毬もちゃんと根が出ています。ただし、花手毬は生育は速いほうなので、本来ならもっと根が出ているはずでしした。

今回は、挿し穂を作った株がだいぶアブラムシにやられていて、水でよく洗ってから挿し穂を作りったものの、やはり挿し穂の状態がよくなかったのでしょう。

挿し芽がうまくゆくかどうかは、かなり挿し穂の最初の状態に左右されます。この感じでは、伸びてくるのに1ヶ月ぐらいかかりそうで、わき芽もあまり出てこなかったりして苦労しそうです。やはり、生育の勢いのよいところから挿し穂をつくらなければいけないという、よい教訓となりました。


挿し芽のやり方のページはこれでおしまいですが、<悲惨な状態になってしまった株を再生する方法>というページを作ろうと考えています。いつのことになるのかわかりませんが・・・。



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