C7 :形が違っても重さは同じだと思う。 C8 :同じように測ったから重さは同じ。 C9 :まだ測っていないからわからない。 C8 :だって2つとも釘と同じ重さにした。 C9 :形が変わると重さが変わるかも しれない。 |
同一操作の芽生えが見ら れる。 試行錯誤的段階 形に視点を中心化している。 |
C4 :長細い2より丸い1の方が太いから重そう。 C5 :太いけれど小さい。 C4 :人間も細い人は軽くて太い人は重い。 C5 :身長5cm,幅50cmの人と身長50cm, 幅5cmの子は同じ重さだと思います。 C6 :ぼくは兄ちゃんに「でぶ!」といわれ ている。 兄ちゃんは細くて背が高い。 でも兄ちゃんの方が重い。 C4 :う・・・・・ん。 |
太さに視点を中心化している。 典型的な相補操作 日常生活から例をだし,相補操作の内容を説明している。 |
C1:丸型の1より長細い2の方が重そう。 長い方が場所を取る。 C2:場所を取るが細くなった。 C1:細くなったが長くなった。 C2:・・・・・・ C3:場所を取るとおもくなるんですか。 C1:場所を取るとさらからはみ出すので重く なる。 C3:薬包紙がひいてあるからはみ出しても いいんじゃないですか。 |
相補操作ができない。 相補操作の妥当性に関す る話し合い。 ←ピアジエの事例そのも の。旧教科書の学習内容 でもある。 |
内省の段階にある児童: 形が変わっても重さは変わらない。ことだけでな く、分割したり、ドーナツ型にしても重さは変わらな 例のA い、ことまで予想し調べている。 |
操作の段階にある児童: 形が変わっても重さは変わらないことはとらえて いる。しかし、円盤型にしたり、分割したりすると 軽くなると予想し,実験を進めている。 例のB この実験を進める中で、重さの保存の認識を深める ことができた。 |
模索の段階にある児童: 全体実験と類似の実験については、保存の認識がで 例のC きているものの大きく形が異なったり、分割したもの についてはできていない。従って、変形させた形など について、それぞれ仮説をたてながら探っている。 この児童の場合は経験の積み重ねとしての知識が身 についた。と考えられる。 |
試行錯誤の段階にある児童 : この児童は、棒型にこだわり、棒を結んだり、曲げた りする活動を積み重ねた。それぞれの形についての予想 は思考の働いたものは認められない。経験の積み重ねに よる知識といえる。 |
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