色々な情報をもとに、今までに発売されている音源の問題点を此処に纏めました
LP/CD番号 | 曲名 | 問題の場所 | 内容 |
SRCR2327 | ブラームス/交響曲第3番 | 第1楽章 194小節の5泊目~211小節 (8’25”~9’13”) |
左に定位するはずのティンパニーが195小節からいきなり[右]に定位する。201小節あたりから 静かになるとヴァイオリンが右からはっきり聞こえる。 ちなみに、旧マスター、米コロンビアの4トラックテープ、マックルーア・ミックスは反転していない DSDマスタリングは3トラックをそのままコピーしたから反転している |
19075923242 (CD 40) 輸入盤の77枚BOX |
ベートーヴェン/交響曲第5番 | 第3楽章 322小節 (5’00”) | 322小節が1拍少々欠けている。 第4楽章への推移部の直前、ファゴットの最後の音が唐突に出てくる |
Thara TAH 545-6・Altus TALT 035 他 | ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 (1953.12.20) |
第1楽章 362-363小節 (11:00前後) |
ソロの音が弦が切れるというアクシデントで2小節欠落している。モリーニはコンサートマスターの ジョン・コリリアーノからヴァイオリンを借りて演奏を続行し、カデンツァの直前に元の楽器に戻した。 PASC 489は1956年のモリーニのスタジオ録音を使用し修復している |
Music & Arts CD 810 Archipel ARPCD 0168;0488 As Disc AS 400 |
ブラームス/ピアノ協奏曲第1番 (1936.2.20) | 第1楽章 210〜310小節 | Music & Artsは210〜310小節が欠けているため1935.3.17のトスカニーニ指揮ニューヨーク・フィルの演奏で補っている。Archipel CDは第1楽章を2つのトラックに分けて共にフェイド・アウト、フェイド・インで繋いでいる。As Discは8'15"でそのまま繋いでいる |
Sony盤すべて | ベートーヴェン/交響曲第9番 (1959.4.15) |
第4楽章 | 第4楽章はニューヨーク・フィルのメンバーが起用されたというのが定説であったが、ニューヨーク・セッションに参加したメンバーリストを見ると、実際には同フィルのメンバーは含まれていないことが判明した。又第4楽章の前半、合唱が入る前まではアメリカン・リージョンホールでの録音で、後半のみがセント・ジョージホテルでの録音であることも判明している |
Sony盤すべて | ベートーヴェン/コリオラン序曲 | この演奏は第9番と同様ニューヨーク・フィルのメンバーの演奏と言われていたが、実際にはハリウッド での録音であったことが判明した |
|
Movimento Musica 02.022 (LP) Archipel ARPCD 0525 |
ブラームス/ドイツレクイエム | 1954.12.16のLiveとして発売されていたが、Sony盤のスタジオ録音 | |
Historical Recording Enterprises HRE 316-3 |
モーツァルト/歌劇「魔笛」 | 1949年のメトロポリタンliveとしているが、1950年フリッツ・シュティードリーの演奏 | |
Andante CD 4973 | マーラー/大地の歌 | 当初1952/5/17の演奏とアナウンスされていたが、同年のDeccaのスタジオ録音に拍手を編集で 付け足したもの |
|
Longanesi Periodici GCL 20(LP) Archipel ARPCD 0326 |
マーラー/交響曲第1番 | 55年のミトロプロース・ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏とされているが実際はワルターによる 演奏、具体的には2楽章のトリオに入る4小節前の接続部分でホルンのソロが音を外している ところがワルターとして発売されている他の音源と同じ |
|
Koch Schwann 3-1459-2 |
ワーグナー/楽劇「ワルキュ―レ」抜粋 | この演奏は当時のプログラムからクナッパーツブッシュ指揮と判明した、歌手もクナの演奏会のメンバーと一致している、Der Seele Nach Wiener Bruno Walter Und Die Winer Operのデータではワルター指揮となっているが、ワルターは10/4から約1か月間アムステルダムに滞在し演奏会を指揮している。もし録音日付が違うとなると、1936/12/4・1937/5/13の2公演しかない |