日本語文を綴るためのローマ字入力用配列としてWinJpnkey配列を提案していますが、これが唯一無二の配列だと思っているわけではありません。
日本語の音節として出現頻度の高いのは、二重母音と拗音ですが、その次に高いのが「ん」です。「ん」は五十音の全ての文字の後に続くため、二重母音や拗音と同じように、子音＋母音で「？ん」と出力したいところです。しかし、空き枠がありません。
タッチタイプ可能な段数は３段までだと一般的に言われており、WinJpnkey配列でもそれに従って３段にしています。しかし、中には４段でもタッチタイプ可能だという人がいるので、特別指の長い人用の配列も用意することにしました。
| 小 指 | 薬 指 | 中 指 | 人差指 | 人差指 | 人差指 | 人差指 | 中 指 | 薬 指 | 小 指 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 撥音 | うん(1) | いん(2) | あん(3) | おん(4) | えん(5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (0) | |
| 拗音 | ゅう(Q) | ゅ(W) | ゃ(E) | ょ(R) | ょう(T) | M(Y) | W(U) | R(I) | N(O) | Y(P) | |
| 基本 | う(A) | い(S) | あ(D) | お(F) | え(G) | H(H) | -(J) | K(K) | S(L) | T(;) | |
| 二重母音 | うう(Z) | いい(X) | あい(C) | おう(V) | えい(B) | B(N) | P(M) | G(,) | Z(.) | D(/) |
＊子音側の最上段のキーは使いません。
＊拡張案として、設定ファイルを提供しているのはこの配列です。
| 小 指 | 薬 指 | 中 指 | 人差指 | 人差指 | 人差指 | 人差指 | 中 指 | 薬 指 | 小 指 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 撥音 | うん(2) | いん(3) | あん(4) | おん(5) | えん(6) | (7) | (8) | (9) | (0) | (-) | |
| 拗音 | ゅう(Q) | ゅ(W) | ゃ(E) | ょ(R) | ょう(T) | M(Y) | W(U) | R(I) | N(O) | Y(P) | |
| 基本 | う(A) | い(S) | あ(D) | お(F) | え(G) | H(H) | -(J) | K(K) | S(L) | T(;) | |
| 二重母音 | うう(Z) | いい(X) | あい(C) | おう(V) | えい(B) | B(N) | P(M) | G(,) | Z(.) | D(/) |
＊パソコンのキーは、左上から右下に向かって斜めに流れています。
これが４段でタッチタイプのできない原因だとする説があり、その対応策として最上段のみを右に１列ずらしてあります。作者はこれによって４段のタッチタイプが可能になりました。
今回提案の配列に対して大きく意見の異なる人は、この配列を使用しないでしょうが、部分的に異なる人は、この配列がWXG以外はテキストファイルであることを利用して、各自好きなように書き換えて使用してください。