三百   げんげんばらばら   さわぎ   春駒   ヤッチク   郡上甚句   

古調かわさき   猫の子    まつさか     


下のパネルを操作すると曲が聞けますよっ!

 
▲がスタートで、■がストップです。



かわさき

郡上のナ八幡 出て行く時は

(ア ソンレンセ)

雨も降らぬに 袖しぼる

(袖しぼるノー 袖しぼる)

ア ソンレンセ

(雨も降らぬに 袖しぼる)

(以下唄ばやし、返し言葉略)


天のナお月様 ツン丸コテ丸て

丸て角のて そいよかろ


郡上のナ殿様 自慢のものは

金のどひょうに 七家老


心中ナしたげな 宗門橋で

こだら「才平」と 酒樽と


金がナ出る出る 畑佐の山で

銀と鉛と 赤がねと


向かいナ小駄良の 牛の子見やれ

親が黒けりゃ 子も黒い


日照りナしたとて 乙姫様の

滝の白糸 切れはせぬ


郡上のナ馬どこ あのするすみの

名馬出したも 気良の里


泣いてナ別れて 松原行けば

松の露やら涙やら


忘れナまいぞえ 愛宕の桜

縁を結んだ 花じゃもの


駒はナ売られて いななき交わす

土用七日の 毛附け市


雪のナ降る夜は 来ないでおくれ

かくしきれない 下駄の跡


咲いたナ桜に なぜ駒つなぐ

駒が勇めば 花が散る


郡上のナ八幡 出て行く時は

三度みかやす 桝形を


天のナお月様 かかあ盗まれて

雲の間から かかァかかァと


私しゃナ郡上の 山奥育ち

主と馬曳く 糸も引く


嫁をナおくれよ 戒仏薬師

小駄良三里に 無い嫁を


重いナだしては くれるか様も

わしも忘れる ひまがない


お国ナ自慢にゃ 肩身が広い

郡上踊りに 鮎の魚


泣いてナ別れて いつ逢いましょか

愛しいあなたは 旅のかた


もはやな川崎ゃ やめてもよかろ

天の川原は 西東



目次に戻る