桜・梅・桃の見分け方 H24年
瑞穂区休日急病診療所の庭には、ソメイヨシノと八重桜の2種類の桜が生えています。私も、今年の4月には十分にお花見をさせていただきました。しかし、来年には休日急病診療所も建て替え工事が始まり、この2種類の桜も今年が見納めとなってしまいました。
桜などと言うとちょっと時期はずれな話題になってしまいますが、来年の4月にまた桜が咲く頃、梅と桜と桃の花の区別ができたら良いなと思いませんか。今回は、その見分け方について書くことにします。
<桜> 桜は花柄がひじょうに長く、1ヶ所にたくさんの花がつくため、枝に対して花の数が非常に多いです。花柄はサクランボの軸の部分のことで、花柄があるため花は枝から数cm離れています。また、花びらの先がふたつに分かれています。桜の花の絵を描くと、花びらの先に切れ込みがありますよね。
<梅> 梅は、花柄がありません。そのため、花は枝に直接くっついたような形で、枝に対してほぼ真横に咲いています。また、花芽は1節につき1個しかありませんので、枝に対してまばらな感じにしか咲きません。また、花びらの先が丸いです。家紋の梅鉢の図を見ても、花びらは丸で描かれていますよね。
<桃> 花柄は一応あるのですが非常に短く、花は枝からわずかにしか離れておらず、ほとんど枝に沿うような形で咲きます。また、花芽は1節につき2個咲くので、梅よりも花の数が多い感じになります。また、花びらの先は、梅よりは多少尖った形になっています。
実際には、それぞれ八重のものもあり、例外もありますので、断定的には言えませんが、とりあえず花柄の長さを見れば、桜か梅かはわかると思います。来年の春、梅や桜が咲いたら、この話を思い出して下さい。少しは役に立つかと思います。