この店のレコード・ラックには…

「音楽を聴く」という行為自体は、これだけ音源が巷に溢れている現代、
最早「趣味」とは云えなくなってきていると思いますが、自分から積極的に
買い集めたものについてはやっぱり「趣味」と呼ぶしか無いんでしょうね。
これまたとても「おすすめ品」ばかりとはいえないコレクションの一部を昔語りに…

戻る

Clair de Lune
 「月の光」 〜 
富田勲
(19XX.12.24購入)店のBGMとしたら、まあ妥当な線ではないでしょーか。富田勲によるシンセサイザー・ サウンドの記念す べき第一作。初見は75年だったかな… その当時は完全な「実験作品」で初版は日本で出ず、米盤RCAの RedSeal(勿論アナログ)だったんですよ ね。その頃の友人に聞かせてもらったんですが、いやあビックリしました。たまに今でもひっぱり出して聞くんですが、クラ シックのピアノ曲をここまで「再構 成」した執念(?)と、出来上がった作品の見事さには今だに圧倒されます。(その頃買ったLPは紛失し、XX年目の買い 直しでした)
EveryGoodBoy
DeservesFavour「童夢」 〜 
MoodyBlues
(19XX.02.19購入)「少年ジャンプ」連載中の「ジョジョ〜」の作者はロックが好きらしくて大昔からネーミ ングにそっち関係 が(但しモロにならぬよう捻ってあったが)出てきているのには気が付いていた。この秋終了したイタリア編…全篇ネーミン グはモロの嵐。中でも、70年代前 半のブリティッシュ・プログレから超渋ごのみの2者「キングクリムゾン」に「ムーディブルース」と来たもんだ。
キングクリムゾンの方は今だに御大ロバート・フリップが健在ゆえにたまさか来日公演などもしているらしい。一方ムー ディーズの方は…どこ行っちゃったんだ ろう?(といって、当時まだ20代でグループの顔的存在だったジャスティン・ヘイワードでさえ、もう50過ぎなんだもの な…)で、そのジャスティンが作っ たA−2‘Story in Your Eyes’は、一応日本でもヒットポップになりました。そんな事誰が覚えてるんだ…(これもCDでの買い直し、アナログ 盤を買ったのは…)
Ondine 〜
Fromage

(極私 的ライナーノーツ)
(19XX.08.26購入)京都発のインディーズ、音はもろ70年代プログレ。どなたにも向くとはとても思えませ んが、はまると深 い。Vo.の東沢学氏、B.のダンカン氏とは、XX年前何度も一緒んなって呑み潰れた仲。このアルバムが出た頃は既に活 動の拠点を東京に移していたのだ が、まさかレコード屋の店先でお目にかかるとは。友人なんで、ちょこっと宣伝しときます。(確かまだ売ってたよな)
1984 〜 VanHalen
(19XX.01.21購入)「JUMP!」結構流行りましたよね。それにこの頃はMTVが一番ウケてた頃じゃな かったかな?(と いって、なんで買う気になったのか、実はまったく覚えていない)
「魅惑劇」 〜 Novela (19XX.10.30購入)Novelaも、もともとは京都発。何故か京都はプログレが出てくる土地なのだ。地元 でこれまた古参の プログレバンド「シェエラザード」と硬質なハードロックをやってた「山水館」が合体して出来たのがこの 「Novela」…なんて話のネタ、一体どのへんに 届く話なのだろう?
Windows 〜TaiPhong
(1987.06.27購入)もうおわかりのように、私の趣味というか、殆んど「原点」みたいなところに、この70 年代プログレての が位置しています。まぁ、それだけにのめりこまなかったから、今の私があるんですけどね。このTai Phongてグ ループはフランス産というやや変り 種。廃盤でもないのに長い間レコードの現物には巡り会えませんでした。(3、4年捜してたんだよな…)
Wish You Were Here
「炎」 〜 
PinkFloyd
(1989.09.01購入)今思い出すと「何もこんな時期に買わなくとも…」という感想しか出てこない。ピンクフ ロイドのメンバー が昔の仲間シド・バレットに捧げた「名盤」。セールス的には大ヒットしたあの「狂気」の後だけに結構苦しかったらしい が…。勿論これも新譜発表直後に聞い ていたもの。ここまで買わずにいた理由も特にないが、この時買った理由は…やはり「癒し」を求めていた時期だったのだろ うかな?
「新月」1st.
(1979.08.27購入)…で、これに来る。和製プログレとして、恐らく最も初期に認知されたグループ。ちょっ と個人的にも訳あ りで、自分自身に食らった影響は未だ総括不能。このHPのアカウントネームも、実は彼らから取った。
In the Court of the CrimsonKing 〜 
KingCrimson
(1974.07.14購入)となれば、これも書いとかん訳にはいかんだろ。左のジャケットはあまりにも有名。最早 来年に迫った 「21世紀の精神異常者」を筆頭に、‘Confusion will be my EPITAPH’という「必殺の1 行」を生んだ「エピタフ」他、 1968年当時長期にランキング1位を続けてきたビートルズの「アビーロード」を引き摺り下ろした歴史的1枚。恐ろしい ことに、今聞いても決して古臭く なっていない。「ジョジョ…」ファンの中高生諸君、これぐらいは聞いときや、絶対損にはならないから。
ココロに花を 〜 エレファントカシマシ
(1997.02.20購入)これはまだ「リアルタイム」なものだ。この頃相当仕事で煮詰まっていて、不図有線で流 れてきた「悲しみ の果て」に耳を持っていかれた。何故かいきなり「あっ、エレカシだっ!」とわかってしまった自分がいた。とりたててファ ンでもないのに、宮本浩次の声には 心惹かれてしまうようになってしまいました。(ガストロンジャー? カッコいいじゃないか…)
Ladies & Gentlemen 〜 EL&P
(1977.09.21購入)70年代プログレといったら、やはり彼らを出してこないと話にならぬ。で、はっきり いってこれがベスト であり、以後は凋落の一途。従ってここに収められた90分余のライブアクトはまさに彼らのピークをそのまま焼き付けたも のといえ「凄まじい」の一語に尽き る。(とはいえ、今聞きたいとはまぁ思わないけど)
「密航」 〜 
佐井好子

〈極 私的ライナーノー ツ〉
(1979.09.30購入)70年代「ガールポップの源流」…「百花繚乱」の時代。一番歌謡曲に接近してた太田裕 美から、むしろ ジャズボーカルの線だったしばたはつみまで、バリエーション的に最も面白かった時期。で、私的に「暗黒系」と呼んでいた のが浅川マキとか、山崎ハコとか、 そしてこの佐井好子。「情念」とは、かくも暗いものであった。(好きだったがな)
Timewind 〜 
KlausSchulze

(極私 的ライナーノーツ)
(1976.05.05購入)70年代プログレといえば「テクノ」の源流でもあった。中でも「ジャーマン・プログ レ」といったら実に 種々雑多な、後世に残る種子をバラまいたと云えるだろう。更にその中で「特筆大書」しておかねばならない存在として、こ のKlausSchulzeが出て くる。その彼の初期作品の中で、これは空前の「完成度」を誇る。流行の「癒し」系として今でも十分におすすめできるが 「使用上の注意」を一つだけ。これは トランキライザーではない、強力な「覚醒剤」である。
Live at Carnegie Hall 〜
Renaissance
(1979.05.04購入)このグループはプログレというよりむしろ、ブリティッシュ・フォークの範疇に入るらし い。アコースチッ クピアノの澄んだメロディと、それにタメをはる「伝説の歌姫」アニー・ハズラムの歌声。…実はこの人、91年に来日公演 していて、その時のナンバーがこの アルバムとかなりダブるのだ。大切な記憶である。
生きていてもいいですか 〜
中島みゆき

(極 私的ライナーノー ツ)
(1980.04.11購入)ちょっとマイナー系が続いたんで、ここらでメジャーを…という訳で、みーさま。アルバ ム数ある中でこい つをセレクト。当時は「オールナイトニッポン」が絶好調だった頃で、特に「蕎麦屋」なんてタイトルは、確か所ジョージに なんか対抗して付けた曲目だった筈 なのだが。…買ってきた夜、部屋の明かりを消してローソクを燈し、盤に針を落として冒頭、「うら〜みま〜す…」の瞬間、 風も無いのにローソクの炎は確かに 揺らいだ…
愛と夢をなくさず 〜
高山厳
(1984.11.07購入)思いっきり「変化球」。勿論すでに廃盤。(出たのは76年)演歌界でいつの間にかその 名を知られた高山 厳だが、スタートはフォークでこれはその3枚目。その後もう1枚アルバムを出すが、大して売れぬまま消滅。…と思いき や、やはりフォークから演歌へ転身し ていた元アリス・堀内孝雄の引きで演歌へ、そしてスパーク。…いやあ、「人生いろいろ」とは正に「至言」だったのだな… (この頃を知ってる人、います?)
Close to the Edge 〜
YES

(極私的ライ ナーノーツ)
(1978.01.15購入)EL&Pまで来て、あれ?と振り返ってしまった。YES…結構好き嫌いがハッキリ別れ るバンド。嫌いな 人間は「仰々しい」とか「こけおどかし」とか云うのだが、何とゆーか「A型タイプの人間」の仕事って、こーゆーものでは ないだろーか? で、これは「O型タイプ」(本当はどうなんだろ?)の典型みたいなビル・ブラッフォードのおかげで、相当ハメを外した出 来になっている。「変拍子の嵐」 (この正月以来、ユーミン&ポケビの「ミレニアム」には、かなり笑わせてもらった)で人を立ち上がらせるとは、やはり只 事ではない。
HOME BOUND 〜
浜田省吾
(1981.05.13購入)「路地裏の少年」以来、浜省は結構一所懸命聞いてたんだ。で、…何かちょっと、妙に間 が空いちゃった頃 だと思う。再び目の前に現れた彼は、やけにカッコ良かった。それこそ何かを吹っ切ったように… このアルバムはアメリカ録音。バックを固めるのは‘TOTO’のメンバー。間違いなくスティーブ・ルカサーのギターが、 カッコイイったらありゃしない。
Layla 〜
Derek & Dominos
(1979.11.02購入)このグループ名が一人歩きすることは、まず絶対にない、これはエリック・クラプトンの アルバムである。 タイトルナンバー「Layla」…あの「たりらりらりら〜ん」というオープニングは、この曲このアルバムを知らない人間 でも何かの折に絶対聞いた事がある 筈。切羽詰まって畳み掛けるようなヴォーカルは如何にも「あの頃」のラブソングである。そして後半、曲は緩やかなインス トと変り、ギターとエレピの掛け合 いがなんだかひどく微笑ましい。(結構この後半を知っている人間も多い)発表から30年、誰が何処でどんなにして聞いて きたのか、想像してみたいアルバム である。(個人的には「ベルボトム・ブルース」あたりも好き)
LiveTapes 〜
BarclayJamesHarvest
(1978.12.15購入)ライブアルバムというと、大抵何がなし想い入れがついて回るのだ。学生時分、不図した キッカケでこのグ ループを知った時、ほとんど同時期に周囲にファンがいた。それも「最近知ったんだけどさ…」という奴ばかり。そして、間 髪入れずこのアルバムの発表。食事 を切り詰めて(なんたって2枚組。貧乏学生には、ちと辛かった)可及的速やかに入手した記憶がある。それだけの価値は あった、今だに「宝物」。で…今だに 「知る人ぞ知る」グループなので、今までしまってあったのだ。(画像も、国内に関連サイトは存在せず、 Yahoo−USAにサーチかけたら、一発で公式サ イトにアクセス。やっぱインタネは凄いわ…)西暦2000年、春は近い。
KONCERTE 〜
Novalis
(1979.01.04購入)…で、このライブアルバムも挙げてしまおう。話は高校の現代国語の授業に遡る。中島敦 の「山月記」にい たく感激した俺は、本屋の文庫棚に中島敦を探した。タイトルは「李陵」だったと思う、薄っぺらい短編集が一冊手に入っ た。その中の一編「悟浄出世」に気を 惹かれ、巻末の解説で独逸浪漫派の詩人Novalisの名を知る。それから数年、牧神社の「ノヴァーリス全集」を手にい れたのと、このアルバムを購入した のがほぼ同時期。以来、自らのグループ名にこの詩人の名を冠した彼らが、どんな青年たちであったのかを考え続けている。
Ricochet 〜
TangerineDream

〈極 私的ディスコグラ フィ〉
(1976.02.06購入)…となったら、このライブアルバムも落とせない。「Phaedra」でまずビックリさ せられ、 「Rubycone」で脳天を一撃され、で次の新譜がこのライブだったのだ。(「Electronic Meditation」等の初期アルパムはまだ輸入盤さえ見当たらなかった頃だ)特にPart.2。シーケンサーから繰 り出される音が、なんでこんなに活 き活きとカッコいいんだろう! で、これTVで全曲ビデオ流れたのだ当時。…今考えると、世の中には不思議なことがある。
OneLastNight in 嬬恋 〜
吉田拓郎
(1985.10.02購入)大して、書く事はない。この年の夏、静岡県嬬恋で行われたオールナイトライブに行っ た。夕刻から翌朝ま で、体力が続く限りの「耐久ライブ」。屋外に設けられた「壮大な構築物」のステージで、多数のサポートスタッフを引き連 れて歌い続ける拓郎を見ながら、初 めて拓郎を見た1971年のことを思い出していた。あの時はほんの「手を伸ばせば届く距離」で、拓郎は歌っていた。そし て今、KinkiKidsの後ろで ニヤニヤしている彼がいる。確かに、時は流れた…
ファースト・ライブ 〜
山崎ハコ
(1978.01.24購入)ライブアルバムで女性ヴォーカルというと… 俺の場合、これに来るしかないじゃないか! これまたネタが古い。1976年夏、林美雄の「パック・イン・ミュージック」で呼びかけられた非公式集会「サマー・クリ スマス」。東京代々木公園に集まっ たリスナー数十人、その真ん中でアコースチックギターをすがりつくように抱えた一人の少女…彼女の代表曲「気分を変え て」を目の前1メートルで聞いてし まった。あの日の「衝撃」は、今もって忘れ難い。(殆ど「幼児体験」並み…)このアルバムは「あの日」を思い出させて余 りある。
Ommadawn 〜
MikeOldfield
(1977.07.30購入)MikeOldfield を1枚ピックアップするとなると、一番長く聞いてきたこのアルバムになる。そして、このアルバムというと「夜明け前」な のだ。…学生時代、徹夜でレポート を仕上げるなどという事が何度もあった。夜通し、下書きと清書を繰り返してきて、何とかまとめにかかった頃、窓ガラスの 向こうは既に白っぽくなってきてい る。何杯も飲んだコーヒーに代えて紅茶をいれ、一息入れる折にこのアルバムを何度もかけた。まもなく射す、最初の朝日を 待ちながら…
Kick Inside 〜
KateBush
(1978.09.10購入)なんか誰かを忘れてるよーな気がずっとしていた。さんまの「恋のから騒ぎ」のテーマで 不意に思い出し た。このアルバムのタイトルチューン「嵐が丘」。…デビューは結構衝撃的だったのよ。当時ビデオクリップをちゃんと見て いたってのも結構凄いが、いにしえ の東京音楽祭に出てたってのも凄いよな。(いや、もうそんだけキャリアのある人だってことなんだが)噂では相当ケバいオ バサマになられてるそーだが、お姿 拝見したいものだわ、決して「こわいもの見たさ」ではなく。
ねこの森には帰れない 〜
谷山浩子
(1979.12.03購入)全然丸っきり、その存在自体を忘れていて、そして…不意にどこからか呼ばれた。彼女な らばそーゆーこと もあるだろう…と、納得できてしまうのも妙だが。女性でありながら、色気もへったくれもない。もっと云えば、生身の人間 である気がしない。「妖精」とか 「精霊」とかの気配ばかりが伝わってくる。不思議な女である。(昔コンサート会場のPA担当に助っ人にいった事がある。 「仕込み」手伝ってくれたら、後は 見てていいよ…てんで、設営とサウンドチェックまでやって本番はコンサートを堪能。こじんまりとした、素敵な夜でした わ…)
HYMN 〜
UltraVox
(1984.01.29購入)これは12インチ・シングル(そんなもんがあった…というのも、そのうち説明が要るん だろーな…)。ほ んとはフル・アルバムの「Qualtet」を買うつもりが、先に目に付いたこれを買ってしまった。まあ、タイトルナン バーだけが目当てだったから、特に問 題はないのだが。所謂NewWaveであり、当時その代表みたいだったこの曲、…結構「元気」はもらったような気がす る。
A Farewell to Kings 〜
Rush
(1981.06.24購入)このグループも一時結構のめりこんだ。(来日公演も行ったし)カナダ産というのがちと 珍しいが、本来は プログレというより一味違ったハード・ロックだった。それが本作あたりから「どう見てもプログレ」という感じになってい く。とはいえ、同じトリオでも、 EL&Pとは大分違う。詩・曲両面でストーリィを構築していくやり方は、むしろYESに近いかも知れない。わりとシンプ ルなサウンドを積み上げていくのだ が、特筆すべきは「あらゆる音を叩き出す」ニール・パートのドラム。生でも見たが、いや〜「驚く」よりも「呆れ返った」 記憶がある。ドラムセットというよ り「叩くと音の出るもの」を360度並べていたのだ。
C.B.Jim 〜
BlankeyJetCity
(1993.02.28購入)彼らが解散すると聞いた。だからって、何が書けるというものでもなかろうが、この「平 成」という時代に シンクロする12年(特に前半)、彼らからは何かみょーなものを「生きるために」貰ってきた感覚がある。(X Japan のYoshikiは「気合い」といったが、それともまた違うよーだ)ラストナンバー「悪いひとたち」が指し示した「ある もの」…それは単に「この世界と向 かい合う姿勢」に過ぎないものでありながら、あの歌を今だに覚えている者にとっては、確かにこの「世界」を変えられてし まったのだ。…まあ良い。人の営み はなおも続くのだ。彼らという「美化委員」がいなくなっても。その責任は我々一人一人の手の中にある。
STYLE 〜
Luna Sea
(1996.08.04購入)名鉄本線、東の終点は豊橋…という訳で、2年余、出仕事に行っていた頃だ。片道特急で 50分、CD1枚 に最適の時間だ。午後9時過ぎ、帰途の車内でこいつを何度も聞いた。何時の間にか見慣れた闇の景色…浮かび上がるイルミ ネーション…それをバックに、頭の 中に届けられる彼らの音が、不思議なくらいワクワクと、その日の疲れを癒してくれた。言葉にならない奇妙な「疾走感」 が、その日一日のザラザラ尖った神経 をまるくまるくなだめこんでくれたのだ。彼らの音に、そんな効果があったとは、本人が一番驚いている。それはきっと彼ら が「斜めでも一所懸命」なせいなの だ。とはいえ、今の新曲は…なんかいまいち、面白くないぞ〜?
RHAPSODY 〜
RCサクセション
(購入データなし)というのも、買ったその日に売っぱらったからなのだ。何故そんなことをしたかといえば、一回聞い て、これを下宿で 聞いていては欲求不満を起こす! という判断が働き、当時行きつけのフォーク喫茶(その名はまた別の時にでも)でキープボトル1本と交換したのだ。勿論そ の晩、大音量でかけてもらって自分 の判断に誤りの無かった事を確認。…今や伝説となった定番「雨上がりの夜空に」。あの歌詞とメロディに最初に触れた衝撃 は今もって忘れ難い。愛車=バイク を恋人に見たててHするイメージをバラまいて見せるなんて、当時の常識の範囲を大幅に逸脱していた。(前述した FromageのVo.、マナこと東沢学氏 が「…こんな歌詞、僕には書けへん…」というておったのが、いまでも記憶にある)日本のロックの流れの中で、絶対に見過 ごせない1枚。
Blue Blood 〜
(1990.09.16購入)有線で「EndlessRain」を聞いてしまったのがキッカケだった。Toshiの ハイトーン・ボイ スと、Yoshikiのピアノにまずヤられたのだ。で、何が自分を引きつけたのか知るために、このCDを入手して、…結 果、全てが判明する。これは完全に プログレの系譜である。特に後半の大作「Rose of Pain」など、オーケストレイションの仕立てなどは完全なプログレではないか。そこにHide以下メタルとパンクが融 合合体したようなギター&ベースが 加わって、一種異様な世界が構築されてくる。これは面白い!…という訳で、一時正面からのファンでありました。ただ…こ れはしょーがないか、 Yoshikiという「完全主義者」のために、こんなバンドは長続きする筈もない。それを10年近くも保たせたのも Yoshikiの「執念」である。しか し、どう考えても…Hide。惜しい。
ときどき私は 〜
石川セリ

(極私的ライ ナーノーツ)
(1978.08.25購入)とりあえず、「いい女」だなァ…とは想う。(何時の間にか陽水と結婚してやがる)モデ ル出身ということ で、見てくれがいいのもさることながら、声とその雰囲気…「佇まい」とでもいうのか?…が、圧倒的に良い。武満徹が死ん で、その追悼アルバムを出すという ニュースで久方ぶりに彼女を見たが、な〜んも変わっていやがらねえ。一体この、25年近い時間の流れは彼女にとって何 だったのか? そして勿論、俺にとっても?…
何処へ 〜
村下孝蔵
(1981.09.10購入)この人も70年代和製フォークの流れの中から出てきた。当時は勿論「新人」だったの だ。その後「初恋」 とか「踊り子」とかきれいなスマッシュを決めていくのだが、その原点というべきアルバム。むしろ冒頭「午前零時」の軽快 な2拍3連とか、後半「何故か」ス パニッシュ・ギター調のアレンジは和製ポップスの新機軸であったともいえ、そのあたりにハマッたといえるのだけれど。
先頃訃報に接した時は大変ショックでした。何よりも同世代人として…
WILD & HONEY 〜
REBECCA
(1985.09.15購入)実はデビュー以来、レベッカは追いかけていた。(いや、勿論「追っかけ」をしていた訳 ではないが) NOKKOが「股間ではないどこか」に来たもので、何処だろう?と探していたのだ。結局「フレンズ」まで引きずられ、そ こで「アッ!…」と気がついた。俺 を引っ張っていたのは、実は土橋だった。NOKKOの声は「女」で「男」を演じていたのだ。男どもはNOKKOが演じる 「男のコ」に共感していたのだ。つ まりそれは土橋が「構築」した世界である。…そーゆー訳で一つ前、このアルバムをセレクト。「蜃気楼」…俺にとってピカ イチ。…REBECCA以後も土橋 から目を離さないでいたら、AnnieサマをFeatureした「FOX」などとゆーアルバムに出会った。
怪奇と幻想の世界 〜
Alan Persons Project
(1978.04.09購入)アラン・パースンズ・プロジェクト、記念すべき1st。これについては入手した直後か ら、ずぅっと書い てみたかったのだ。それを書かずにいたのは、何をどうやっても「すごいすごい…」に始まる絶賛とヨイショにしかならない ので、諦めて放っていたのであ る。…70年代プログレの、何と言うか「お手本」みたいな作品。サウンドもヴァースも、全てがガッチリと構築されてい て、好き嫌い以外にケチのつけようが ない。…で、何と云っても後半、大作「アッシャー家の崩壊」。ダルシマーの吸い込まれそうなソロフレーズ。深夜に聞く と、それこそどっかに連れていかれ そ。これも「宝物」の1枚。
SnowGoose 〜
Camel
(1990.09.15購入)これまた、70年代プログレの外す訳には行かない1枚。ファンならずとも、殆んど知ら ない人間はいない ぐらいのCamelである。但し、昔から不思議に思っている事がある。どーして、みんな知ってんの?…とゆーのも、以前 気をつけていた時期があるのだ。こ のグループ、露出が極端に少ない。新譜広告でさえ、気をつけていないと後追いになってしまう。それでいながら、ブリ ティッシュ・プログレの重鎮…とゆー事 になっているのだ。何故だ?!
セレクトしたのは、75年のこのアルバム。…やはり、むちゃくちゃカッコ良い。プログレ・ファン以外にも、当然オスス メ。
VISAGE 〜
Die in Cries
(1992.07.08購入)何故これが私のレコード棚にあるのか、実は全く覚えていない。時期的には相当呑んだく れていた頃の筈で ある。どこでどんな情報を見て入手する気になったのか、今となっては全く謎だ。にもかかわらず、これはマイ・フェイバ リットの重要な1枚となっている。平 成初期のバンドブームが沈静に向かう頃、邦楽が「J−POP」の名で呼ばれ始めた頃に、こんな音のバンドが姿を見せると は。…妙な話だが、聞こえてきた音 は70年代のプログレの香りがした。一体、誰がどちらの方へ向けて放ったものだったのか?…聞き返す度に、今でもその問 いが頭の中をよぎる…
蛇行都市 〜
鷹魚剛
(1987.07.05購入)久々、「超」のつく変化球。(といって、ここに載せているので「ストレート」は殆んど 無いのだが)70 年代前半、邦楽といえばフォークの時代に、現れては消えていった日本のロックの中で、何故か私の耳にひっかかった一枚。 「プログレ」と並んでもう一つ、 70年代をホーフツとさせるキーワード…「アングラ」。その香りを濃密に漂わせた、隠微な作品群。難解な歌詞と一種独特 な波動を伝えてくるメロディ…やは りこれは「時代」の産物である。それこそ、ジャックスとか村八分とかフラワートラベリンとか、とんでもない名前ばかり思 い出してしまう。覚えている人間な ど、何処に残っているのだろうか?…
PurpleRain 〜
Prince

(極私的 ライナーノーツ)
(1985.05.28購入)大昔デビュー当初、はっきりいって際物扱いされていたのがマドンナと、そしてこのプリ ンス。だがやは り、見る奴はチャンと見ていたというべきか。当時知り合いの女のコが「絶対にカッコ良いから…」とすすめてくれて、…そ れから数年、封切られたこの映画を 見に行った、何故か。で…結局ファンにはならなかったが、当時彼女がすすめてくれた訳が納得できた、という。この一種異 様なデカダンスに通じる「カッコ良 さ」は際物扱いされて然るべき。どこか日本の演歌にも似てるんじゃないか。「隠れファン」が結構たくさん存在してるよー な気がする。(何年か前、正月の 「かくし芸大会」でアースシェイカーがこの映画をカバーしてた。親父サンをハナ肇が演ってたなァ…ひょっとして、ファン だったのか、マーシー?…)
骨董品 〜
Strawbs
(1977.12.07購入)なんと、このグループ、現存している。リーダーのデイブ・カズンズが健在で、今もイギ リス中心にライブ 活動を続けているとの事。ジャンル的にはブリティッシュ・トラッドということになるんだろうが、70年代には一時プログ レとしても認知されていた。まさに ちょうどその頃、ざっと四半世紀前、イエスのキーボード、リック・ウェイクマンが直前まで在籍していたその頃のライブ中 心にまとめられたアルバムがこれ。 リックのピアノソロライブが聴ける「Temperature」、それにラストナンバーの大作(邦題)「砂時計」は一聴の 価値有り。
Photos of Ghosts 〜
PFM
(1980.03.31購入)20世紀の終わりに、どのグループをピックアップしようか、この数週間ずっと考えてい た。…そして結局 (そう迷うまでもなく)すんなりと残ったのが彼ら。イタリアン・プログレの最古参。キャリアは長く、60年代末に学生バ ンドとしてインディーズ・デビュー (と聞く。なにぶん、あまりにも昔のことでウラが取れていない。今なら公式サイトに当たればハッキリするんだろーが、イ タリア語なんでちと手に負えな い)。その後、元キング・クリムゾンのピート・シンフィールドに見出されて世界デビューとなる、これはそのデビューアル バム。学生だった当時、東京中野サ ンプラザの来日公演も見たという、私にとって「原点」のひとつとなったバンド。あの頃を知りたい…という方には、赤丸付 きで「オススメ」。
黒船 〜
サディスティック・ミカ・バンド
(1980.10.24購入)21世紀の初めに、こいつをチョイス。なんと四半世紀も前にこれほどのアルバムが出来 てしまっていたと は。今聞いても、その完成度には呆れるばかり。参加メンバーがとんでもないんで、出来あがったアルバムが当然とんでもな い。勿論、超有名なポップ・サウン ド「タイムマシンにお願い」もさることながら、何といってもこれに続く組曲「黒船」が凄過ぎる。「21世紀の夜明け」と して、これほどハマる曲もちょっと 無い。「今」という時代に、最大級の賛辞を添えてオススメ。
One More ForFrom The Road 〜
Lynard Skynard
(1985.06.04購入)レーナード・スキナード…「飛行機事故によりメンバー全員死亡」という、とんでもなく 壮絶な最期を遂げ たバンド…その数年前に友人が教えてくれたのが、この2枚組ライブ・アルバムのラスト・ナンバー「フリー・バード」であ る。歌詞の「しょうもなさ」も特筆 モノだが(「自由な鳥のように空を飛びたくても、僕は鳥にはなれない…」とゆー、ただそれだけの詩)、それを曲のドライ ブでグイグイと押しまくる「力技」 には脱帽である。…「花粉症」という鬱陶しさをとっぱらう為に、久々、レコード棚から引っ張り出してきました。
人類 〜
河島英五
(1988.2.7購入)突然の訃報に接し、云うべき言葉も無い。熱心なファンという訳でもなかったが、70年代後 半、数少ない「兄 貴分」の歌い手として、いくつもの印象深い楽曲を残してくれた事にただ感謝。自分にとっては、この 1st アルバムが全てであったりする。「何かいいことないかな」「酒と泪と男と女」「さよなら」…そして、中でもっとも強烈な 衝撃をもたらした1曲「てんびんば かり」。この歌が放った問いかけを、あれから四半世紀経つというのに、世の中の誰一人、まだ答え得てはいない。多分、こ れからもずっと…
螺鈿幻想 〜
Pageant
(1986.3.18購入)こいつは、しかし…コレクションとしてあまり人前に出したくはなかった。「国産プログ レ」の、しかも「女 声ヴォーカル」として、一部に大層なファンもいるこのグループ。どちらかと云えば「カルト」なグループであるだけに、俺 自身にとってハマる音であるにも拘 らず、「ファン」であるとは云い難い。ならば何故持ってきたかといえば…これが「あの頃」を指し示す重要な「コレクター ズアイテム」であるからに他ならな い。万人向けでないものばかり集めてきたページだが、これは誰にすすめたものか見当のつかないアルバムである。
Sweet16 〜
TheSweet
(1985.2.13購入)「B級ポップス」(失礼)の話題で昔を思い出しながら盛り上がってくると、十中八、九は 名前の出てくるバ ンド、ザ・スィート。決して下手クソなバンドだった訳ではないし、チャートのNo1ヒットだって持っているし、…にもか かわらず、彼らというと「何もそこ まで…」といった感じの或る種「気恥ずかしさ」が先に来て、大笑いしてしまうのだ。
これは多分、デビュー10周年を記念に出されたベスト・アルバム。1stシングル「ウィグ・ワム・バム」から、日本でも 結構ヒットした「ヘルレイザー」や 「アクション!!」から、当時の最新ナンバー「ラブ・イズ・ライク・オキシジェン」まで全16曲の詰め合わせ。…こうし て並べて聞いてみると、どうしてな かなかの「感動モノ」である。
…このアルバムについて情報を得ようとサイト検索してみたら、なんと公式サイトの存在を発見。BBSを読んでみると、 「こんなサイトあったんですね、初め て聞いたのは25年前、中学生の時でした…」みたいな内容(もちろん英語)で、いずこも同じか。更に魂消た事に現在もバ ンドは健在!ヨーロッパ各所にてス ケジュール・ライブを展開中!!(ス テージ写真有り!)  とのことで…やはりこれ は大笑いするしかないと思うが。
ひこうき雲 〜
荒井由実

(極私的 ライナーノーツ)
(1983.11.5購入)「和製フォーク」が「ニューミュージック」の名で呼ばれ始めて間も無く、誰とも無しに言 われ始めた 「ニューミュージックの2大女性」…勿論、中島みゆきとそしてこのユーミン。当時、そして今だに「みゆき派」と「ユーミ ン派」は厳然と別れている。そりゃ もう、「アヤナミ派」と「アスカ派」以上に。当然のごとく、私は「みゆき派」なのだが、その私が唯一認めざるを得ない 「ユーミン」のアルバムがこの 1st、「ひこうき雲」。中でもっとも「お気に入り」の1曲が、最近TVのCMで使われている。当時を思い出しながら、 思わず追加してしまった。
FUGITIVE 〜
EARTHSHAKER
(1984.3.7購入)なにげに検索してみたら、2日後に名古屋ライブがスケジュールされていた。迷ったが、結局 行って見ること に。…結成20周年の記念ライブツアー。その「20年前」を覚えている、プロデビュー当時の彼らを。で… 参った。連中、若干老けてはいたものの、なーんも変わっていやがらねぇ。その後、俺は今の名古屋に移り、そして…それだ けの時間が経過した訳だが。
当時、ファンの女の子が「今度の新曲、スゴいよ…」と評していた「MORE」を含むこのアルパムをセレクト。…当時の、 知り合いなんだよね、実は。
KoelnConcert 〜
KeithJarette
(1978.6.25購入)このアルバムの事を思い出したのが、買ったのとほぼ同時期だったのは偶然ではあるま い…。コレクション 中、ごく少数派に属するジャズ系…。この2時間近いピアノの即興演奏は、聞き流せば無論「今風」の「癒し系」にドはま る。しかし…細心の注意を払って、音 の粒一つ一つに耳を澄ませば、実はとんでもなく緊張感を強いる旋律の羅列であることに気付く。そして…ライブ録音ゆえ に、曲の最後は聴衆の拍手によって締 めくくられ、同時に例えようも無い「解放感」が訪れるのだ。そういう意味でも、確かに「癒し系」ではある、但し、殆んど 厳密な「処方箋」の下で用いるべき 「劇薬」…という感じは否めない。このアルバムのお世話になるほど、沢山の「ストレス」は貯めちゃいけない…気がするの だ。
Three&Two 〜
オフコース
(1979.11.30 購入)この夏「小田和正と笑福亭鶴瓶の対談」とゆー、訳のわからないものを見た。…中で、鶴瓶が小田のMCには「志ん 生」の落語に通じるものがある、とい う。…直後に、コンサートでの小田の「語り」のシーンが挟まり、その指摘が圧倒的に正しい事が納得される。
…このアルバムから早や23年、「愛を止めないで」の大ヒットから。それだけの時間経過を全く感じさせない、この「珠玉 の曲たち」は一体何だ?… この 秋、久々に聞き返してみたら、それは一つの「貴方に届けたい」想いなのだ…とゆー事に改めて気付いた。「ラヴバラードの 原点」…陳腐な云い方ではあるが、 「そーゆー人」だったのだよ、小田和正とゆー人は。まだまだ、歌い続けていく人なのだな…
レインボウ・チェイサー 〜
茶木みやこ
(1983.8.22購入)これもなー… 70年代終盤、一応はメジャーだった筈のアーチスト、茶木みやこ。バック メンバーはあの 「ゴダイゴ」。勿論、時期的に「ガンダーラ」が大ヒットしてた頃の話だ。時期を同じくして、古谷一行による金田一耕助、 「横溝正史シリーズ」のエンディン グテーマ、「まぼろしの人」所収。 …なんつうか、エラく「カッコ良かった」のだよ、あの「丸くふくらみのある」ボーカ ルが。…20年余の時を経て、今こ の時代に若干のアピールを下してみたい。覚えてる人間は…ありやなしやと。
アーサー王と円卓の騎士 〜
RickWakeman
(1975.5.4購入)RickWakemanのソロ3枚目。発表当時、相当の酷評受けた代物。…にもかかわら ず、私にとって Rickのソロといえば「ヘンリー8世…」でも「地底探検」でもなく、これに来てしまうのだ。なんて云えば云いのだろ う…それこそ、Rickの「心意気」 を受け取ってしまったから…とでも、云えばいーのか? あの国の人間が「アーサー王」を語るってのは、多分日本人が源義 経語るぐらいのもんなんだろー か?… よくわからないが、とにかく「空回り」しまくったアルバム故に却っていとおしいのだ。 …最近のRickって、 何してんだろ?…
Heart 〜
Larc en ciel
(1998.3.29購入)秋が終わり、かなり寒くなってくる頃になると…何故か、このアルバムが聞きたくなるのは 何故だろう? (笑) かねてより、俺はラルクを「ヴィジュアル系」と思ったことはない。「ヴィジュアル系」に不可欠な「おどろ…」感 を全くといっていいほど持ち合わせ ていないからだ。…その中でも、不思議なくらい透明感に満ち、かなりなヒットも記録した「WinterFall」、そし て「虹」を含むこのアルバムは、俺 のコレクションの中でもやや異彩。何がなし「閉塞感」を味わっている時に、「突き抜ける」ための処方箋としては、今のと ころベスト。
NHK「映像の20世紀」 〜
サウンドトラック
(1999.9.24購入)年末年始のTVとゆーと、まーロクに見るものがない。視聴率的にも「紅白」除けば惨憺た る結果が毎年なの だが。…6、7年前、深夜にもかかわらず、結構視聴率稼いだのが、このNHKスペシャル「映像の20世紀」の再放送。数 夜連続で届けられた、かなり貴重な 映像の数々は、まさに「世紀末」の名にふさわしく、相当にこころ揺さぶられた人も多かったのではないか? テーマ曲「パ リは燃えているか?」…このささや かなピアノコンチェルトが夜のしじまに響き渡ったのが、何故かいまだに忘れ難い記憶である。「名曲」…だよな?
夢のはじまり 〜
須山久美子
(1986.7.29購入)再び、国産インディーズから、かなりマニア受けのする一枚を。…ライブで一度切り拝見し たのであるが、そ の不思議な「癒し」の感覚は、完全に16,7年、先行していた…と、今にして云える。
ここまで書いて…「違〜う!!…」というツッコミが入った。…確かに、そーした一面があるだろう事は間違い無い。だが、 それだけでない「毒」を…彼女のパ フォーマンスからは感じるのだ。さもありなん、でなければ、とうにメジャーに行っちまってたような気がする故に。
氷の世界 〜
井上陽水
(1979.11.30購入)過去、国内で一番売れたアルバムの一つ。現在もなお、1枚売れる度に記録が更新されて いく… 当時、普 通にLP作ると、10曲余が収まった。すると…その中からシングルカットされる曲がひとつふたつあって…残りは大したこ とない、てのが通常だった。…この アルバムは違う。タイトル全13曲、全て佳曲、ダレ場なし…とゆー凄まじい代物なのである。…シングルカットされた「心 もよう」、そのB面「帰れない二 人」、ハートウォーミング「小春おばさん」、オブジェ「白い一日」、オープニング「開かずの踏みきり」〜「はじまり」、 アルバムタイトル「氷の世界」、等 々…全曲ピックアップできる、という名盤中の名盤。 こんなアルバム。忘れていた事の方が不思議…である。
また会える日まで 〜
ゆず
(2003.7.4購入)あまり深く考えないよーに。…この夏のキャンプにて、「みんなで歌う歌」として選ばれたの がこれ。で…練習 用に買ってきました。…ゆず… 今時の青年は、時としてミョーに「爽やか」である。今や悪名高くなった渋谷にて、長年路 上ライブを続け、満を持してメ ジャーに乗りこんできたこいつらは…本当に「爽やか」なのであった。ビデオクリップも見たが、マジに「歌のお兄さん」 やってる彼らの歌が、劇場用「ドラえ もん」のテーマソングだったのは、別段不思議でもなんでもないのであった…
世界で一番熱い夏 〜
プリンセスプリンセス
(1989.10.29購入)平成元年、私がもっとも心揺さぶられた曲。…少々、プライベートなトラブルが1年余続 き、全てを無に帰 す形で決着をつけた1ヶ月後。いまだ放心の日々を送っていた私の耳を突き抜けて届いた奥居香のメッセージ。「…心のなか のジュブナイル取り戻すのよ、あな たと一緒に…」その瞬間、滂沱と溢れ出る涙を止められなかったのを今も覚えている。間違い無く…この曲が私に気力を取り 戻させた。あれから…14年。この 曲があの日あの時響かなければ、多分、今の私はここにいない。
BEST AKINA
メモワール 〜
中森明菜
(1983.12.21購入)デビュー曲「スローモーション」から当時の最新シングル「禁区」までを収めた初のベス トアルバム。勿論 当時はLP、発売初日に自分へのクリスマスプレゼントとして購入、今からちょうど20年前。勿論…その頃はファンであり ました。その数年前に、平岡正明が 「山口百恵は菩薩である」とゆーエッセーを書いていたのをもじって、私が「中森明菜は阿修羅である」とゆー文章を下書き していたのがこの頃。…それは、こ のまま行けば明菜は凄まじいレベルに達するであろう…とゆー「予感」と、但し、それは常人には為し得ない筈のものであ り、どのような障害がこの先彼女を待 ち受けるのか…とゆー「危惧」を記したものであった。…その後の「北ウィング」で、私の「予感」と「危惧」は殆ど「確 信」に変わり…それからの彼女の「転 落」は周知のものである。一体…この頃の私は何を見てしまっていたのだろう? 深く考えるのは恐ろしくて、長い間聞いた ことの無いアイテムである。
雨 〜
森高千里
(1991.2.24購入)「非実力派宣言」などというておる割りには「実力派」である。この歌など、有線でしょっ ちゅうかかってい て、それで私の耳に止まった。それで、シングルCDを買いに行かせたのだから、やはり相当「実力」はあったというべきか (笑)それよりも、最も爆笑したの は結婚報道。…なんで泉谷しげる大将がインタビューされてるんだろーと見ていたら、「…いや〜(江口洋介と二人で)青い 顔してやってきたのさ。『…出来 ちゃいました。どーしたらいーでしょー…』ってよ…」 この頃には、まさかそんなことになろーとは、夢にも思わなかった んだけどな〜
イノセントワールド 〜
MR.CHILDREN
(1994.8.13購入)で…この歌が出てくる。…結婚したばかり、の頃だ。あれやこれや、今まで経験したことの ない出来事の数々 に、相当ストレスはたまっていただろう。折りしも、カミサンは妊娠中で、自分に子どもが出来るとゆーそのことに、無形の プレッシャーを覚えていた或る日、 この歌に出会ってしまった。「…日の当たる坂道を登るその前に…」 この歌詞がストレートに「死んでしまうその前に…」 と聞こえてしまったその瞬間、不覚 にも涙があふれた。「…生命のバトン、確かにつないだぞ…」とゆー、一種独特の感慨を覚えて… この歌を聞くと、今でも 冷静ではいられない…
ブリリアント・ストリームス 〜
アストゥーリアス

(1990.3.18購入)これは…自分にとってあまりにも貴重なアイテム。…かの、「新月」が解散したのち、そ のメンバーが在籍する グループが存在するそーだ…って話を聞いたのはもう15年近く前。当時すでに出ていた2枚のCDを入手し、更にその 後、3枚目のCDが出た…とゆー情報を 掴んで、それを探した時には、既に一切の消息が喪われていた。(ネット始めた当初、インタネに検索してみても、「廃 盤…」以上の情報は得られなかった…の が、今回改めて検索してみたら、なんとオフィシャルサイトの存在を確認。入手できなかったその「3枚目」と、それに 「新譜」を一度に発注…  で、届けられたそいつらを聞いている、とこなんです…(笑))何故こんな、究極の「癒し系」が十数年も前に発現し得 たか…実はそれが唯一にして最大の謎… だったりする。

dolls 〜
ジャンヌ・ダルク

(購入データなし)時折…この手の音には不意を付かれる。…コンビニなどで所在なく雑誌を立ち読みなどしている最 中、ふと耳に届いた音 に聞き入ってしまい、そして、その歌詞が否応なく裡に飛び込んできた瞬間。…こいつにはヤラれた。「せつなさ爆 弾」、怒涛の波状攻撃…とは、まさにこのこ とである。その場に立ち尽くしたまま、殆んど泣きそーにさせられた。男として、このシチュエーションに遭遇したら… 自分が泣く訳にもいかず、黙って背を向 けるしかないのだろーな…勿論その場を立ち去りながら、滂沱の涙は決して見せず。

days 〜
Flow
days

(購入データなし)上述のジャンヌダルクが、何故7年目の「月光花」でブレイクしたか… 市川哲史の分析は「人気 アニメ『ブラック ジャック』のOPで使われたから…」とゆー、結構重要なポイントを見逃しているよーな気がする。最近では、かなりこ の「タイアップ」てのは大きくて、勿 論、タイアップに使われた曲の全てがヒットする訳ではないが、しかし、そのミュージシャンが「自己ベスト」更新した のがタイアップ曲であった…とゆーのは 最近よく見かける話なのである。 …で、これ。アニメ「交響詩篇エウレカセブン」のOPである。実際、相当ヒットし ているのは間違いないところで。 (笑)

SUPER GENERATION 〜
水樹奈々
BRAVEPHOENIX

(2006.8.23入手)実際ありがたい世の中になったものだ… CDレンタル。少々以前の新譜となると、入手 自体が困難であったり するのに。  これは勿 論、「魔法少女リリカルなのはA’s」の挿入歌、「BRAVE PHOENIX」が目当てで入手したのである。ス トーリィのクライマックス戦闘シーンでの BGMとして用いられたこの曲に、我知らず相当のエネルギーを貰っていたらしい(^^)。 …初見より数ヶ月のイン ターバルを経て、この曲が脳内に鳴り響 い た時、この数ヶ月で浪費してしまっていたものが、確かに帰ってきた(笑)・・・

青空のナミダ 〜
高橋瞳
AOZORA

(2007.2.28ピックアップ)これは… 勿論、数ヶ月前にPVを見て気になっていたのだ。「Blood+」 のOPプロモーショ ン。実写とアニメをカットバックでつなげていくうち、ふたつの世界は次第に接近し、ついに歌手・高橋瞳の目の前に 「戦闘ブレード」が現れ、それを握った彼 女はためらいもなく目の前に現れたクリーチャーを切り伏せる…。 YouTubeのおかげで、再度見てみたいと思っ ていた映像が、いともたやすく目の前 に…
なんか時代は、自分が思っているより先へ先へ進んでるのかも知れない…(^^;

ラヴ・パレード 〜
OrangeRange
ラヴパレード

(2008.1.22ピックアップ)今更… 改めて説明は不要だろう。「電車男」劇場版のED。そしてPVでフル コーラス聞いてみた 時、訳のわからない感動に包まれた。なによりも、これがあの「オチャラケ・ハイテンション」のORによって作り出さ れたとゆー事に…。 そもそも、あのス トーリィこそが「人間まだまだ捨てたもんじゃない…」と思わせてくれるものだっただけに、ORの突き抜けた脳天気さ が余計シリアスなものとして届いたみた いだ。未来は、まだ僕達の手が届くところにある…(^^;

君の知らない物語 〜
Supercell
君の知らない物語

(2009.10.17ピックアップ)今夏の深夜アニメはあれこれ「豊作」だった。「咲saki」「かなめも」 「狼と香辛料2」「大正 野球娘」「07Ghosts」…そして、ピカイチだったのが「化物語」。実験的な映像をコラージュっぽく重ねていき ながら、登場人物のセリフで全てを説明 しつつ、 なおストーリィが明快に進んでいく。こんな佳作に予期せずぶち当たれたのはラッキーとしかいいようがない。そしてな により、EDの圧倒的な存在感。こんな ヒット チューンがさりげなく現れてくるとは。「何かが始まろうとしている」予感は正しいのだろうか?…
(オリジナル音源は著作権に抵触するらし…ので、エフェクト入ってるのを見つけてきた…^^;)


ミクの日感謝祭 39’sGivingDay 初音ミク・ソロコンサート 〜こんばんは、初音ミクです。〜
ミクの日感謝祭
(極私的ライ ナーノーツ)

(2010.10.7購入)そして…時代はついにこの「局面」に踏み込んでいたのだ。「概念」としてのロボットを カレル・チャペックが 提唱 して以来、I・アシモフを経て…今や現代日本に登場した「Vocaloid」それは「歌う事」に特化されていた為、 本来ディスプレイ上のヴァーチャルなも のとして成立してい た。していた筈だ、それが3Dプロジェクタの開発により、ついにステージ上に等身大の姿を顕現させるに至った。する とどうなる?…
結果、このようなものが成立してしまう。「彼女たち」を我々は正しく御していけるのだろうか?…いや、「彼女たち」 と我々はちゃんとつきあっていけるのだろうか?(^^;)…

さよならメモリーズ 〜
Supercell
さよならメモリーズ

(2016.4.10ピックアップ)実は…3曲続けて「作:Supercell」なのである。「君の知らない…」 で、告白できなかった事を想い出として語る女の子が主人公だったのに対し、これは「卒業式を目の前にして殆んど無理 やり告白する女の子」を主人公に据えた作品で、実は「君の知らない…」から大して間をおかずに発表されたもの。オリ ジナルの歌手は前作同様ガゼルことNagi、つまり「やなぎなぎ」が担当しており、なんとなく「俺ガイル」のOPぽ い出来に仕上がっていたのだが。
ここでセレクトしたのは、「ニコニコ超パーティー2015」のボカロパート・フィナーレ。ボーカロイド総勢12人に よるメドレーナンバー。…ニコニコ動画に上げられたボカロ曲400000超とともにイベントテーマ「ひとりでは見れ ない夢がある」を背景に、最後ボーカロイドたちはディスプレイの中に帰って行きました…までをドラマチックに仕立て たこのバージョンで、この曲は紹介してみたかった。昨秋、初見当時は結構マジ泣きさせてもらったんだよ(^^;)…